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更新日:2022/09/26

IFPA認定アロマセラピストとはどんな資格?費用や難易度について解説!

IFPA認定アロマセラピストとは、英国の「国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟(IFPA)」が主催している、アロマテラピーの国際資格の名称です。IFPAジャパンという日本支部があり、日本人スタッフが会員サポートを行っています。

ここでは、資格取得までの流れや資格取得までにかかる費用・期間、資格の難易度などについて解説していきます。

IFPA認定アロマセラピストとは?

国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟(IFPA)

IFPAロゴ

国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟(IFPA)はイギリスのアロマセラピスト協会です。
「イギリス最大で唯一のプロフェッショナルアロマセラピー協会を創り、補完療法としてのアロマセラピーの地位を確立しよう」という目的から、当時イギリスにあった2つの大きなアロマセラピスト協会と12の小さなアロマセラピスト協会が合併して結成されました。
いまでは世界各国に拠点を置き、プロのアロマセラピストとして活躍する会員によって構成される世界最高水準のアロマセラピスト協会となっています。

アロマセラピストの地位・技術の向上、質の高いアロマセラピストの育成に力を注いでおり、イギリス国内のアロマセラピー学科を設けている大学では、IFPAの認定カリキュラムを採用しているなど、IFPAは教育機関からも高い評価を得ています。

IFPA認定アロマセラピストはIFPA認定の正規会員

IFPA認定アロマセラピストとは、英国の「国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟(IFPA)」が主催している、アロマテラピーの国際資格の名称です。
IFPAは審査の厳しさからも、アロマテラピー業界において世界最高水準の協会と位置づけられています。 その協会の試験に合格するとIFPA正規会員になることができます。IFPA正規会員の申請が認可されると、IFPA認定アロマセラピストと呼ばれるようになります。

IFPAとIFAの違いは?

IFPAとIFAほどちらもイギリスのアロマセラピスト協会です。
IFPAはInternational Federation of Professional Aromatherapists(=国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟)の略称で、2002年にイギリスの大小のセラピスト協会が合併してできました。一方、IFAはInternational Federation of Aromatherapists(=国際アロマセラピスト連盟)の略称で、1985年に設立された世界初のアロマテラピストの専門団体です。
どちらのカリキュラムも世界水準のもので、資格も国際ライセンスとして認められています。

カリキュラムの違い

両者はカリキュラムに少々の違いがあります。
IFPAは解剖生理学・病理学:65時間、アロマセラピー実技:80時間、アロマセラピー理論:70時間、その他(プロフェッショナリズム、ビジネススタディ等:35時間となっています。
IFAは解剖生理学:65時間、病理学についての学習:27時間、ベーシックボディマッサージの実技と理論:33時間、アロマセラピーの実技と理論の学習:124時間です。

活躍している地域

IFPAは設立の目的でもあったように、イギリス政府と連携してイギリス国内の大学で研究やカリキュラムを展開するなどしつつ、アメリカやカナダ、オーストラリアなどで会員を増やしています。
一方IFAは現在、イギリスでの活動はほとんどなく、アジア地域で会員を増やしています。

IFPA認定アロマセラピストになるまでの流れは?

IFPA認定校の認定カリキュラムを修了することが必須!

IFPA認定アロマセラピストになるには、IFPA認定校の認定カリキュラムを修了が必須です。
以下にIFPA認定アロマセラピストになるまでの流れをまとめました。あくまで一例で、卒業試験合格までの流れは認定校によって異なります。

STEP1:IFPA認定校でIFPA認定カリキュラムと解剖生理学などを受講

STEP2:IFPA認定校の卒業試験

STEP3:卒業試験に合格後、ディプロマ(修了証)を授与される

STEP4:IFPA正規会員申請する

STEP5:IFPA認定アロマセラピスト認定

上記は初心者から取得を目指す場合の一例で、保有資格や免許によって受講時間と内容が変わります。
国内アロマ資格保有者(AEAJ認定資格など)は、編入制度により一部のカリキュラムが免除される場合もあります。保有のアロマ資格やアロマへの理解度などで変わりますので、受講前にスクールに問い合わせてください。
その他にも、解剖生理学は医療関係免許所持の受講者は免除されます。

IFPA認定アロマセラピストになるまでにかかる費用は?

費用は約90万円から!受講するスクールによって変わります。

IFPA認定アロマセラピストになるまでにかかる費用について、自然療法の国際総合学院 IMSIを参考にまとめました。

◎受講料
自然療法の国際総合学院 IMSI
国際プロフェッショナルアロマセラピー ディプロマコース
950,000円
自然療法の国際総合学院 IMSIの資料請求はこちら

◎IFPA正会員 年会費:
80ポンド(約12,000円)
※費用はレートの変動によって、変更になる場合があります。

IFPA認定アロマセラピストの難易度は?

アロマ資格の中でも最高レベル

IFPA認定アロマセラピストのカリキュラムはアロマの資格の中でも世界最高レベルとされています。本場英国では大学のカリキュラムに取り入れている学校もあるほどです。
そのため難易度も高く、解剖生理学・病理学など専門的な知識をしっかり身につけなければ資格取得は難しいでしょう。
試験の合格率は各認定スクールによって異なりますが、60%前後です。

IFPA認定アロマセラピストになるまでにかかる期間は?

約12~18ヵ月

はじめてアロマを学ぶ人がIFPA認定アロマセラピストの資格を取得するまでには、約12~18ヵ月かかります。 例えば自然療法の国際総合学院 IMSIの「国際プロフェッショナルアロマセラピー ディプロマコース」では12ヵ月、ジャパン・エコール・デ・アロマテラピーの「IFPA協会認定メディカルアロマセラピストコース」では18ヵ月で講座を修了できます。

IFPA認定アロマセラピストの認定校では、他校でアロマについて学んだことがある人やすでにアロマセラピストとしての実務経験がある方の場合、一部カリキュラムが免除されることがあります。 費用も安くなり期間も短縮されますので、他校で学んだ方やアロマセラピストとして働いている方は、受講前にスクールへ問い合わせてみましょう。

認定カリキュラムの内容は?

解剖生理学や病理学、アロマセラピー【理論・実技】など250時間以上学習!

IFPA認定校は、IFPAスクールマニュアルに定められた科目と時間数をもとにカリキュラムを開講しています。その認定カリキュラムを250時間以上受講することが、IFPA認定アロマセラピストになる為の条件です。
IFPAスクールマニュアルに定められた認定カリキュラムの科目と時間数は、以下の通りです。

・解剖生理学・病理学 65時間
・アロマセラピー実技 80時間
・アロマセラピー理論 70時間
・その他(プロフェッショナリズム、ビジネススタディ等)35時間

合計250時間以上

IFPA認定カリキュラムには、50ケーススタディと試験が含まれ、その他に450時間相当のホームスタディが推奨されています。

※補足事項:
IFPA認定カリキュラムでの履修科目、卒業試験を合格してディプロマ(修了証)授与後からIFPA認定アロマセラピスト認定までは変わりません。ただし、カリキュラム内容と時間数については、スクールにより異なります。
以下でスクール事例で紹介しますので、参考にしてみてください。

【事例 1】自然療法の国際総合学院 IMSI

▼ 国際プロフェッショナルアロマセラピー ディプロマコース

カリキュラム 内容一例 時間
モジュール1 ●オリエンテーション、スウェディッシュマッサージ
@脚(前面・背面)、脚の構造(骨・筋肉)
A背中、背中の構造(骨・筋肉)
B腕・腹部、腕・腹部の構造(骨・筋肉)、タオルワーク

※@、A、Bそれぞれ別カリキュラムで組まれています。
各1日
クラススケジュール
10:00〜17:00
モジュール2 ●アロマセラピー基礎
@精油の使い方、抽出法・植物学、精油学
A精油の化学、キャリアオイル、精油学
B症例とメディカルアロマセラピー、ブレンディング、精油学

※@、A、Bそれぞれ別カリキュラムで組まれています。
各1日
クラススケジュール
10:00〜17:00
モジュール3 ●スウェディッシュマッサージ全身、コンサルテーション学
●フェイシャル・デコルテテクニック

@精油学
Aクレンジング、精油学

※@、A、Bそれぞれ別カリキュラムで組まれています。
各1日
クラススケジュール
10:00〜17:00
モジュール4 ●医療の中のアロマセラピー、緩和ケア、国際アロマセラピー事情、精油学
●介護、高齢者、妊産婦・ベビーケア、精油学
●東洋医学とアロマセラピー、陰陽五行を用いたアロマセラピーブレンディング
各1日
クラススケジュール
10:00〜17:00
モジュール5 ●アロマセラピートリートメント全身演習@、資格取得試験について
●アロマセラピートリートメント全身演習A
●アロマセラピートリートメント実技模擬試験
●総括、ケーススタディ発表会
各1日
クラススケジュール
10:00〜17:00

上記カリキュラム5〜6ヶ月かけて学習していきます。
※受講クラス(集中・火・土・日)によってスケジュールは異なります。詳しいカリキュラム内容は、スクールのパンフレットを資料請求して確認してみてください。

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【事例 2】ジャパン・エコール・デ・アロマテラピー

▼ 英国IFPA資格対応メディカルアロマセラピストコース

カリキュラム 内容一例 時間
モジュール1 【理論】
アロマテラピーの複合的効果/精油の作用経絡/精油の使用方法@芳香浴 など
18時間
【実技】
トリートメントの効果・禁忌/トリートメント時の基本手技と姿勢/実技試験 など
【コンサルテーション】
コンサルテーションの目的と方法 など
33.5時間
モジュール2 【理論】
内分泌系疾患とアロマ/精油の安全性/精油の化学 など
18時間
【実技】
背中のレベルアップ手技と身体の使い方/コンサルテーション・背中/実技試験 など
42.5時間
必須講座 【理論】
ベーシック解剖生理学
30時間
【理論】
アドバンス解剖生理病理学
26時間
【理論】【実技】
マタニティケア
【理論】
10時間
【実技】
14時間
その他
必須講座
【理論】
マナー講座
4時間
【理論】
アロマティックラボ
6時間
【理論】
セラピストのためのサロンセミナー
6時間
モジュール3 【理論】
クリニカルアプローチとホリスティックアプローチ/クリニカルアプローチを行う際の注意点 など
32時間
【ワークショップ】
ホリスティックかクリニカルか?アプローチを考えるワークショップ/施術プランワークショップ など
モジュール4 実技練習会/模擬試験(理論・実技試験対策) 18.5時間
【試験】
卒業試験(実技)/卒業試験(理論)/卒業試験(解剖生理学)/卒業式(ディプロマ授与、IFPA入会)

以上のようなカリキュラムを「ジャパン・エコール・デ・アロマテラピー」は272時間、18か月(通常コース)受講します。詳しいカリキュラム内容は、スクールのパンフレットを資料請求して確認してください。

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IFPA認定アロマセラピストはこんな人におすすめ!

医療・介護・福祉分野に活かしたい人

IFPAのカリキュラムでは、解剖生理学、病理学、精油の薬理学や化学などの専門知識や、子供から高齢者まで幅広くケアできるマッサージテクニックを学びます。
そのため医療・介護・福祉分野において痛みの緩和や睡眠の質の改善、心のケアなどに活用することができます。
英国では病院の中にアロマセラピストが常駐して患者さんにケアをするケースが多くあります。

国際的に活躍したい人

IFPA認定アロマセラピストは世界的にも認知されています。資格を持っていることで世界レベルの知識と技術を持っていることの証明になり、海外で活躍することも可能です。
資格取得者の中にはアメリカやフランス、オーストラリアなどでアロマセラピストっとして活躍している方もいます。

開業したい人

アロマサロンやアロマショップを自信で開業したいと考えている人にもおすすめです。
世界最高レベルの資格を持っていることでお店のアピールポイントにもなりますし、初めてのお客様にも安心してご来店いただけます。

認定カリキュラムを受講できるスクールを紹介!

IFPA認定カリキュラムを受講できるスクールは、日本国内には7校しかありません。
アロマスクールならどこでもIFPA認定カリキュラムが受講できるわけでないので注意してください。

以下に日本国内のIFPA国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟の認定校をまとめました。(2022年9月時点)

おすすめIFPA認定校

認定校名 住所 資料請求
自然療法の国際総合学院 IMSI 東京都渋谷区神宮前4-13-17-A 資料請求
ジャパン・エコール・デ・アロマテラピー 大阪校 大阪府大阪市北区梅田2-5-25
ハービスプラザ3F
資料請求
ジャパン・エコール・デ・アロマテラピー 京都校 京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620
COCON KARASUMA 3F
資料請求

◎その他のIFPA認定校
・MHスクール・オブ・ホリステイック・スタデイーズ
住所:東京都品川区旗の台

・ペニープライスアカデミーオブアロマセラピー日本校
住所:福岡県北九州市八幡東区高見

・ギルフォード カレッジ オブ アロマセラピー
住所:福岡市中央区渡辺通2丁目

・英国アロマセラピーカンパニージャパン・日本校
住所:東京都江戸川区西小岩

それぞれのスクールごとに独自のカリキュラムがありますので、入学の前に、どのような内容について学ぶのかについて問い合わせてみることをおすすめします。 IFPA認定アロマセラピストの資格を持つということは、世界レベルの知識と技術、豊富な臨床経験を持つセラピストとしての証となり、心身の健康の専門家として活躍するチャンスにつながります。
アロマセラピストとして世界的な規模で活動したい方や開業を目指していて他の人と差をつけたい方などは、IFPA認定アロマセラピストの資格取得を目指してみるのもいいですね。

*編集部おすすめ*アロマの学べるスクール一覧

最後に、編集部がおすすめするアロマスクールの公式ホームページをご紹介します!

通学で学ぶ

【関東(東京)】
メディックス・ボディバランスアカデミー
「バランス整体法」を中心に「アロマセラピー」「リフレクソロジー」「オイルケアー」まで多様な技術を学べ、様々なお客様に対応できるプロフェッショナルを目指すことができます。

【関東(東京・神奈川・千葉)】
アロマスクールラヴァーレ
毎日朝10時から夜22時までの完全フリータイムでコミュニケーションを重視した少人数制授業。化粧品や香水作りといった実習、就業や開業サポートなどのアフターフォローも手厚さも魅力です。

【関西(大阪)】
Utataneyaリラクゼーションカレッジ
1,200名を超える輩出実績!
多くの開業者を生み出した独自のカリキュラムと卒業生のサポートがあるので、初心者でも無理なく学べます。

アロマの講座選びなら
BrushUP学び

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BrushUP学びはアロマ資格を中心に、セラピストを目指す方が通う、癒し系スクールなどの情報をまとめたサイトです。最安・最短講座がエリアごとにまとめて比較できるので、非常に見やすいです。

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